「ソシモ」を持とう!
昨日(15日)、静岡市の産学交流センターにて、
「私現象を社会現象をしてみる」という題の講演会がありました。
社会起業家を育てる「地域シゴトの学校」のプレイベント、ということで、
これは!と思い、急遽聞きに行ってきました。
「社会のためになにかしたい!」というSocian Motivation=ソシモが、
どのように世界と繋がっていくのか、ということを具体例を挙げながら示す、
といった内容で、おもしろおかしく時が過ぎていきました。
講師はソーシャルコンテンツプロデューサーの山名清隆さん。
・地下に能舞台を作る「東京ジオサイトプロジェクト」
・パリコレをトンネルでやる「東京トンネリックス」
・運転手を褒める活動「東京スマートドライバープロジェクト」
・キャベツ畑で愛を叫ぶ「日本愛妻家協会」
・・・・・・こうしたユニークで社会的な企画をしてきた方です。
人には、「社会的なことをしたい!」と、
世の中的に目覚める瞬間=「ソシモ」が生まれる瞬間があります。
しかし「ソシモ」は「ソシキ」と折り合いが悪いです。(文字は似ているのにね)
今でこそ企業のCSRなどが常識となってきましたが、
ほんの少し前までは、企業の中で社会的なことをしたいなんて言えない状態がありました。
また「私はきっとできる!」と思っていても、
隣にいる「ちょっと世の中を知ってる人間」が、
「おまえ、世の中甘くないぜ」などと言ってしまうため、熱い気持ちも冷めるのです。
世の中なことをしたくても、それができない状態。
ここには自分超え現象が必要です。
自分越え現象には、利他的な気持ちが必要であり、強い強いソシモが必要です。
ソシモは強くなればなるほど、勝手におもしろい発想が生まれ、
強いソシモは、ソシキを超えた人と繋がりあうことを許します。
「私」という制限を越えていくのです。
こうしたことを、実例を基に示してくださったので、大変説得力がありました。
例)トンネルをなんとかPRしたい!【ソシモ】
→ 従業員がトンネルでパリコレすれば楽しいのじゃないか【発想】
→ 企画に面白みを感じ、ベルンハルト・ウィルヘルム(ドイツの超一流デザイナー)
とのつながりが生まれる【つながル】
→ ファッションショーのノウハウがなくても、
専門家が私にやらせてくださいとお話してくるようになる【自分を超えていく】
また私自身、いわゆるソシモが強くなる中で、今さんとつながり、
社会起業支援サミットにつながり、スタッフと繋がったという経験をしているわけですから、
なおさら説得力が湧きます。
社会起業家を考える上で「ソシモ」、ぜひ頭に入れてみてください。
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